加齢したら二人称「少年」のCV藤原啓治になって、少年に「走れ!」って言いたい。

 

オタクは走るな。汗臭いし見苦しい。

 

 

先日引越しをした。

それに伴って発生した色んな手続きが上手いこといかず、メゲそうになった。具体的には、修理予定の愛馬が余命数秒という電話が来たり、WiFi開通までの繋ぎでポケットWiFi借りようと駅前のヨドバシ行ったら受付のお姉さんに「そんなんやってないっすよw」って言われたり、今使ってる電気がどうやら出処不明なことが明らかになったり、高かったイヤホンの修理断られたり、、、

 

 

 

折れかけた心に添え木するために映画館に来た。親には街中のが就活に便利とか適当な事言ったけどもホントは徒歩圏内に映画館があるのが夢だったりしてここに引越した。

 

 

んで『天気の子』を観た。

 

評判いいのは知ってたけど、ハェ〜ヘテロヘテロ!wだし、新海誠『名は。』と『言の葉〜』しか知らないからそんなに期待しないで行った。

 

 

 

 

 

ま〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜↑↑↑↑↑ボコボコにされた。ボロボロ泣いちゃった。

 

敗北の少年

敗北の少年

 

 

 

映画の出来が良かったのは別として、バカにしてたボーイ・ミーツ・ガール(笑)で真正面から殴られて完全敗北、余りにもダサい。別に戦ってるわけじゃないけど。

 

男女恋愛文脈が陳腐だなと感じてから、マジでそれ男女でしかも恋愛で回収する意味なくないかって、世に溢れるTwitter漫画を始めとしたあらゆる媒体で思ってて、それに喜ぶ層が世を回してるんだっていうのも理解してた。単純にその人間関係とか感情を狭める解釈だから、悪だとも思ってた(オチが女の子の赤面で終わる漫画、一生リプ欄画像リプで埋まってて一生価値観アップデートされずに死んでいってほしい)し、逆に男女恋愛をするならそれなりに腰を入れなきゃいけないんじゃないとか感じてた。カジュアルなもの程つまらない。

 

そのうえで、新海誠RADWIMPSに見せつけられた男女恋愛文脈に対しての"覚悟"、強えよ、お前らゎ………。

 

 

 

新海誠の童帝力が惜しげなく随所に散りばめられた今作『天気の子』、出てくる奴らみーーーんな香しい。

息苦しいとかフワッとした理由で家出してくる主人公、実は年下なのに包容力あるヒロイン、二人称少年のおっさん(←重要)、郡道美玲似の本田翼。ゴジラKOMと同じで突き抜けたものは逆にもう何も感じなくなるし、感動すら覚える。(エロゲっぽい言説とかはこの辺なのかな)

レジェンド枠の瀧くんは既に"Dの意志"を亡くした者の為、なんだか強そうに見えた。多分銃とか拾っても普通に交番に届ける。

 

この映画マジで必要なものは全部機能する。パズル的な気持ちよさがある。エゴサしてみると割とこれいる?なこと言ってる奴がまぁ見受けられるけどそれは"いる"ので、早く東京と一緒に沈んだ方がいい。

 

死ね!

死ね!

 

 

 

個人的に『天気の子』の方が『名は。』よりもカタルシスを感じた。し、その破壊の中に新海誠の息吹を感じた。1番殴られて痛かったとこかもしれない。

鬱屈した正義を振りかざしてくる大人に「邪魔すんなよ!」って銃ぶっぱなすとことか、東京=都会=メジャーを全部"新しい海"に沈めてその上に自分の理想を築くとことか、そうやって出来た犠牲を前にしても、それでも、それでも大丈夫って背中押すとことか。

創作者の熱はキャラの真に迫る感情と同じくらい揺さぶられるものなのだと最近感じる。今作の火力はマジでヤバい、ヤバいったらない。価値観を揺り動かされる程に。でも百合も作ってほしい。

 

でもそうやって世界を作る少年よりも、おっさんの感情が1番響いたのが自分でもショックだった。まだ走る少年側だと思ってた。嘘、多分走ってる少年見て何あれやばwってツイートするモブ。会いにできることはまだあるけどオタクに出来ることはなんもない。行間を読めるようになっただけだと思いたいな。

 

加齢臭対策に! 耳ウラシュッシュ 200ml

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ダラダラ書いてしまった。

ブログってTwitterと違って書き始めと書き終わりで考え変わっちゃうとこが良くも悪くもなんとも。。。だからあんまり続かないや。疲れたのでおしり。

                                                                       おしり